HPトップへもどる   観察会目次へ戻る 

 中央博物館 2007年地学野外観察会

房総の地形をたずねる -房総南端の地形 その1・洲崎半島- 計画書
 地学野外観察会「房総の地形をたずねる」は、房総各地のかわった知られざる地形の紹介を通して、地形の見方・調べ方を学び、地形の理解を深めることを目的としています。
 今回は、房総半島南部の館山半島を訪ね、地震性の地殻変動によってできた海岸段丘や段丘上の微地形、旧海食崖とそれに懸かる滝、強い西風によって丘陵にのり上げた砂丘砂など、海岸のいろいろな地形を観察します。
大正関東地震(1923)により隆起した海岸段丘
人物の右手の崖が、地震隆起前の海岸線。
人物のたっている平坦面が、地震前の波食棚で、陸化したところ。
人物の足下の崖は、1923年の隆起後、
海食を受けつつある現生海食崖。
南房総市 見物海岸
(講義編)

1 日時:平成19年10月21日(日)10:00〜16:00
2 場所:中央博物館研修室
3 内容:野外で地形を観察する前に、地図や空中写真、鳥瞰図、斜め写真、ブロックダイヤグラムなどを見ながら、地形の見方調べ方を実習します。今回は館山半島のいろいろな地形について解説します。
4 千葉県立中央博物館・友の会共催
5 担当者・講師:八木令子・吉村光敏(地学研究科)
6 日程:
 10:00〜12:00 館山半島の地形地質概観・地形研究テーマいろいろ
  ・地震性の地殻変動による海岸段丘について
  ・海岸の微地形
  ・平砂浦の地形と砂防
 12:00〜13:00 昼食
 13:00〜16:00 観察ポイントの説明・空中写真判読
  ・館山半島の海岸段丘
  ・平砂浦の地形など 
7 対象及び定員 :高校生以上 22名
 (原則として10月28日の「房総の地形を訪ねる 現地編」との連続受講者が対象)
8 持ち物:筆記用具・昼食
元禄地震(1703)により隆起した海岸からの砂により形成され、
背後の海食崖上に乗り上げた砂丘。
海食崖を乗り越え、後ろの谷に這い下りて、
川を堰きとめている。

南房総市 布沼 通称 「砂山」
(現地編)

1 日時:平成19年10月28日(日)8:00〜18:30
2 場所:南房総市洲崎及びその周辺
3 コース:
JR千葉駅東口NTT前集合(8:00)−松ヶ丘IC−市原IC*−富浦IC
−STOP 1(10:00 JR館山駅*:元禄汀線)
−STOP 2(館山市藤原:平砂浦海岸遠望)
−STOP 3(平砂浦サンドスキー場跡:山にのりあげた砂丘砂)
−STOP 4(弁天島*:元禄地震で隆起した島)
−STOP 5(12:30平砂浦海岸:大正期以降の砂丘、昼食)
−STOP 6(御岳不動滝:旧海食崖と懸谷状の滝)
−STOP 7(館山市伊戸:4段の海岸段丘を歩く)
−STOP 8(洲崎灯台:房総半島遠望と州崎の海岸段丘)
−STOP 9(館山市見物*:大正段丘と元禄段丘?)
−STOP 10(館山市浜田海南鉈切神社:元禄地震より前の地震で隆起した島)
−STOP 11(沖ノ島:陸けい砂州と縄文遺跡調査跡)−
JR 館山駅*(16:30)−富浦IC−市原IC*−松ヶ丘IC−JR千葉駅(18:30予定)
 *地点ではWCを利用できます
 観察地点が盛りだくさんなので、時間によっては省略する場合があります

4 千葉県立中央博物館及び友の会 共催
5 担当者・講師:八木令子吉村光敏
6 移動方法:バス(友の会の協力による)
7 対象/定員:高校生以上 22名(原則として10月21日講義編との連続受講者)
8 参加費:保険料 50円 バス代(実費)
9 雨天の場合:小雨決行・雨天延期(天候によっては内容を変更する)
(実施の決定については10月27日正午に行う)
10 服装:身軽に動ける汚れてもよい服装・履物(長靴、スパッツなどがあるとよい)
11 持ち物:昼食・飲み物・軍手・筆記用具・雨具など

(問い合わせ先)
 doutakioyazi@infoseek.jp
   HPトップへもどる