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磐座前史・・・巨石の地史講座のお知らせ。 
私事ですみませんが、上記の趣旨の講座を本年も行いますので、
ご興味のある方のご参加をいただければ幸いです。
 
 以下の講座です。
名称;信仰巨石の地学観察技能講座1・2

趣旨:巨石信仰の対象となっている日本各地の花崗岩巨石について、
   信仰化される以前の巨石の成り立ちと変遷を紹介し、観察のコツと技法を紹介します。連続受講優先。

開催日時:2017/2/11(土) 13:00〜16:00 2016/2/12(日) 10:00〜16:00
行事番号:101・102  シリーズ名:地学講座

受付方法・締切日:2016/1/28(土)
お申し込みの方は、千葉県立中央博物館のHPから、申し込みでも結構ですが、私の方へ、申し込んで頂いても結構です。その場合は、1/28過ぎでも大丈夫。(^_^)   メールアドレスは、doutakioyazi@infoseek.jp

開催地・会場:千葉県立中央博物館 研修室

対象・定員:高校生以上・20名

講師 (所属):吉村光敏(館友)

2日に渡る講座で、総時間8時間分。
 講座1:花崗岩巨石がどうでき、どう壊れるのかの概説。
      巨石を地形学の方法に則ってどのように調べるのか、山梨市の大石山巨石群を例に。
 講座2:東日本の巨石を例に、主要な巨石の形成史を解説します。
 講座1 巨石を調査するってこんなこと。
  下の図は、山梨市大石山の甲石巨石群破断状況。元は1つの巨大岩塊だったのが、古地震で炸裂破断
   
 
  <補足>
・名称は、「信仰巨石」という、未消化な名前ですが、一般の巨石でなくて、信仰対象になっているような巨石の地形学という意味です。

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・信仰対象になっている花崗岩巨石というのは、古人が不思議な立地だなあと思うような、マサの山地にポツンとある微地形(巨岩)なので、花崗岩地形としては地形学の対象としてほとんど取り上げられてこなかった場末の地形です。

・私の歩いた東日本の巨石を対象にして、巨石がどうできたのか、それをどのようにして調査するかということ、いったん形成された巨石が、古地震や重力風化などにより破断しつつある現在の姿をどう解釈するかということを、巨石地形学として解説します。
ちなみに、人工の巨石は1つもありませんでした。大石はありましたが。

・2日連続、土日なのは、もしかして遠方からの方がいらした場合、1回ですむようにとの考えです。1日目の夕方、懇談というのもありかも。遠方の方には、宿泊の手配もしたいと思います。

・この講座は、巨石愛好者向けを主に考えています。巨石の愛好者が、人間が発見する以前の巨石について考えるため、知るための基礎となる地形学知識と考え方を紹介するものです。まあ、「磐座前史」の考え方と知識として、皆様の巨石を観る目の足しになればと思います。

・講座としては、2年続きで巨石をやりますので、来年は別の主題になります。また、その次は、私が生きているかどうか心許ないので、今回の講座が最後の話になるかも(^_^;)。

・信仰巨石地形の調査を志す方が出たらいいなあと思ってやっています。

・ちなみに、費用は、資料代として100円。千葉県太っ腹です。