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全国地形地質の旅 その1 関東山地東縁 アルバム
 観察会参加者以外は 御覧になっても時間の無駄ですね。画像配布用アルバムです。
 内容は、当日の見た場所を思い出すための写真と、参加者の生態記録です。
 真面目な観察資料はこちらを見て下さい →まだつくってません。 
 注記 石井良三氏+吉村光敏氏謹書  HP作成・画像処理 スタジオKomike 
  撮影者名のないのは、石井良三氏撮影 他の方のは注記あり 写真募集中です。
 実施期日 2003.09.10-11 作成履歴 03.10.26-   一応作成  
 目次
   その1 高尾山から多摩川鳩ノ巣渓谷   すぐ下↓
   その2 御岳山から秩父盆地東縁断層   →こちら
    書込み用の掲示板は →こちら。 自由に書込んでね。  
その1 高尾山から多摩川鳩ノ巣渓谷と御岳山
説明文の色で発言者を示す
黒 講師の記録 場所の注記。 
緑、講師の何をはなした主題(今となっては無視してよい)
赤、石井氏の記録
他の色での書き込み(募集中)
八王子駅に集合

10人乗りのレンタカーに乗車。
乗りごごちの良い車でした。


八王子市の浅川に架かる鶴巻橋。ビルは市役所。
<関東山地を望見、山の形と地質>

今日まわる高尾と奥多摩の山々の同定作業。
山の形と岩質を見比べる。

           御前山、    大岳山、      御岳山
             ↓        ↓          ↓

          ↑
    五日市川上構造線、
八王子市役所付近の橋から関東山地


大岳山方面を望む。 地質の違いによる山の形の差を高尾方面の山と比較して確認。頂上付近がチャートの固い岩で構成された大岳山等の奥多摩の山並。 

違いが明瞭でした


戸倉三山と生藤山
高尾山方面は、砂岩、粘板岩で構成された、なだらかな稜線を構成。
<高尾山で四万十系の岩石を見る>


高尾山下の参道にて。
昼食場所物色中。うまかったですね。

 高尾山自然研究路6号路(八王子市)

 道路上の露頭で岩質調査

 粘板岩(一部千枚岩?)

ネライ・・・四万十系の岩石を見る。
 ・あんまり良い観察路でもありませんね。
 ・叩くと、結構丈夫な岩でした。岩の弱さは、
  岩質より、割れ目の多さによるのかなあ・・
  ・・よくわからん!

岩屋大師


ネライ

 ガイドブックによると、「左側がこまかい砂岩、右側にチャートに似たケイ質砂岩が見られ」となっていたが、暗い上に水が滴り確認できず。


講師、ショボンとしているところ。

どうでもよいことなので、誰からも慰めの言葉なし。

琵琶滝水行場

滝の移動の過程を説明
 落差12mの測り方の議論、上滝、下滝も含めての高さとの意見に落着。

滝の落ち口に樋が設置してあるのは、水行場の特徴とのこと。

 滝の上部まで行って引き返す。

 ついで見です。遷急点として見ると低い。上、下滝も本滝と同じく重要ということ。自然の滝で行場として活用されている例は少ないです。

<多摩川で秩父系の岩石を見る>

通りかかったのでついでに覗く。
意外にgoodな観察地。


軍畑大橋(多摩川、JR青梅線軍畑駅・青梅市)付近の川岸の地質を説明
 地質図によると、橋の付近だけにチャートが分布している。
 橋の下流約800mのところで名栗断層が多摩川を横切っていて、断層の西側の山は高く、東側の山は低い。→ 秩父系の山でも違いがある
そのわけは、西側の山はチャートの山で、東側の山はそうでない。
 東側の山は低く、小さく、なだらかで、西側の山は、高く、でかく、岩峰となる。

軍畑大橋より多摩川の上流側を望む

ついで見・・・雄大で、かつ、きれいな谷.
 (1)本流の遷急点より下流の峡谷。
    段丘部分にあたる。・・・岩床の川です。
 (2)「砂礫推」という微地形がよくみえる。

鳩ノ巣駅西側の西川(奥多摩町)

ネライ 鳩ノ巣渓谷の秩父系の岩石をみにきた。

 「双竜の滝」チャートにかかる滝
これはついで見です。
滝壷の痕跡から、滝の移動の過程を観察した。
(1)成因:支流の懸谷の滝、移動してきた跡が峡谷になっている。
(2)変遷:滝の動いた跡が、釜あとになって残っていました。
 (3)滝の形:チャートに多い、溝状で急な、細身の滝でした。滝面が浅い両溝型になっているが、那智の滝(溶岩)なんかと同じく、緻密で固い岩質だとなりやすい形のようです。


鳩ノ巣駅西側の西川
 「双竜の滝」の西側の建物下。

 チャート、褶曲面がよく観察できた。

 ガイドブックの露頭は、コンクリートで覆われていて見えなかったが、そのかわりですね。
 こうゆうのを縞状チャートというんだと思います。
 褶曲面が固着していて、全体が緻密なのが侵食に対して強いところか。

鳩ノ巣小橋(多摩川本流に架かる吊橋)

 橋の上流、下流にできた岸壁を見る。

 チャートと他の岩で、峡谷の形が違うもんだろうか?と見ている。
 「垂直になりにくようだなあ・・・花崗岩や結晶
片岩は、こんなに凸凹しないかも。」


鳩ノ巣小橋


橋の上流のチャートでできた岸壁を見る。

 チャートだろうがなんだろうが、とにかく、川が削ってしまう所に注目。



鳩ノ巣小橋

 橋の下流のチャートでできた岸壁を見る。

 中島になっている。
 建物のところは、以前の河床の岩石段丘(これの用語がない・・・つくらないと)。
 四方八方に割れ目があって、固い岩石にできることが多そう。
 軟らかい・・・ダメ、割れ目がなくて固いと
  ―岩石によって、できやすさが違いそう―

鳩ノ巣小橋


 水面近くに降りて、岩を観察。

 チャートを叩く。
  火花が飛んで、硬い。緻密。



御岳山ケーブル滝本駅(青梅市)


 ケーブルカーに乗って、今夜の宿の駒鳥荘に向かう。





駒鳥荘の大広間

 夕食風景


 今夜の宿泊者は、3組12人
 宿の子供の小学生が手伝いをしていた。



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