HPトップへ  全国地形地質の旅目次へ  実施期日 2004.09.09-10 作成履歴 04.1001-

第2回全国地形地質の旅 関東山地北部 記録0 全体ルートと千葉から地点1まで

 <この観察アルバムの作成スタンス>
 地形地質の旅ってのは、こんな風に廻っているんだということを紹介します。 
 地形図と地質図を読図し、地質の情報を仕入れて、現地に出かけ、仕入れたことを現地確認しながら、併せて、自分にとっての地形の見方の新発見をしていこうと思って廻っています。
 というわけで、本に書いてあることでこんなことを現地確認しました。という件は、準備作業資料、当日資料をスペースと著作権の関係で大部分出せないこともあり、全部は述べられないので、観察の主題を、述べて、具体的説明はなし、ということもあると思ういます。 むしろ、こんなアイデアがあったんだが、ということをなるべく詳しく出したいと思います。
 一緒に廻っている方は、また別のスタンスで、見ておられると思います。 呉越同舟かな。 
 こんな旅をしたい、という方は、メールください。

 注記 石井良三氏+吉村光敏氏謹書  HP作成・画像処理 スタジオKomike 撮影者名のない画像は、石井良三氏撮影 他の方のは注記あり 写真募集中です。
 目次  全国地形地質の旅の趣旨 →こちらへ 
      記録 0 全体ルートと千葉から地点1まで ↓ この下
      記録 1 地点1(宝登山)から地点6(浦山)まで。 → こちら 
      記録 2 地点7(杉峠)から地点17(柏木)まで  →こちら(作成中)
      記録 3 地点18(叶山)から地点22(志賀坂峠)まで   →こちら(作成中)
      記録 4 地点23 札所31番観音院 → こちら (作成中) 
     書込み用の掲示板は →こちら。 自由に書込んでね。  
その1 ルートと観察地点 1泊2日 
  地域は、群馬県南部と埼玉県北部です。神流川流域と両神山北面
  地質区で言うと、三波川帯、御荷鉾帯、秩父帯の北部、山中地溝帯が主です。
 赤線:廻ったルート。1〜23が、廻った地点。 時間切れと雨に降られて、これ以外で省略した地点あり。
 黒丸:宿泊地。

 国土地理院20万地形図より、カシミール3Dにより作成
第2回地質地形の旅(秩父帯・三波川帯) 観察地点と内容

千葉→首都高速→外環道→関越道→寄居→長瀞→ロープウエイ
Loc.1 長瀞町 宝登山 遠望 ・・・・御荷鉾系、長瀞、岩畳 ・・・・三波川系
Loc.2 皆野町 国神 ・・・・出牛・黒谷断層
Loc.3 皆野町 山形 ・・・・出牛・黒谷断層
Loc.4 皆野町 出牛 ・・・・出牛・黒谷断層
Loc.5 皆野町 金沢 ・・・・金勝山石英閃緑岩の岩体と跡倉層
Loc.6 皆野町 浦山 ・・・・跡倉ナップのメランジュ堆積物
Loc.7 杉峠まで出牛・黒谷断層の追っかけ ・・・・御荷鉾系・三波川系
Loc.8 杉峠より ・・・・低角断層の破砕?地形・鬼石町西方の御荷鉾・三波川系間の低角断層遠望
Loc.9 鬼石町・三波川沿い ・・・・三波川結晶片岩(緑泥片岩)
Loc.10 鬼石町・三波川沿い ・・・・三波川結晶片岩(紅簾片岩・石墨片岩)
Loc.11 神山ぐるりと遠望 跡倉層のナップ。低角断層。・・・御荷鉾系と跡倉層
Loc.12 神流湖北岸の山と地すべり地を遠望 ・・・・御荷鉾系
Loc.13 下久保断層と滝 ・・・・・御荷鉾系
Loc.14 美原トンネル付近 地すべり地の崩落崖 ・・・・御荷鉾緑色岩
Loc.15 御荷鉾山より南方、秩父系の山を望む ・・・・柏木層、万場層、叶山・二子山石灰岩・両神層
Loc.16 チャートに保護された稜線 ・・・・・上吉田層
Loc.17 神流町柏木 神流川の峡谷 ・・・・柏木層
Loc.18 神流町 叶山 白水滝、石灰岩の岩峰近望 ・・・・叶山石灰岩
Loc.19 神流町 恐竜センター ・・・・・山中地溝帯の中生層について
Loc.19 神流町 野栗沢 龍神滝 ・・・・山中地溝帯の中生層、石殿層 
Loc.21 中里村 瀬林 漣痕 ・・・・山中地溝帯の中生層
Loc.22 志賀坂峠 遠望 山中地溝帯 ・・・・山中地溝帯の中生層、二子山石灰岩 両神層
Loc.23 小鹿野町 岩殿沢31番観音院 ・・・・秩父盆地の中新統、礫岩の地形 
→国神→皆野寄居バイパス→寄居→関越道→外環道→首都高速→東関道→浦安→千葉

 <見ずじまいになった観察地>
Loc.A 阿熊川、滝ノ上橋 中薪続
Loc.B 高橋,猿岩橋  秩父系
Loc.C 城峯山 遠望・秩父系・地すべり地形
Loc.D 三波石峡 御荷鉾系 峡谷地形
Loc.E 鬼石町・秩父瀬 三波川結晶片岩
Loc.F 小鹿野町 河原沢川にそって、白石山中腹より遠望。山中地溝帯の中生層
地質露頭の見学用に持参した資料
 1.日曜の地学「埼玉の自然を訪ねて」   築地書館
 2.日曜の地学「群馬の自然を訪ねて」
  築地書館
 3.「群馬の地質を巡って」           築地書館
 4.新版埼玉県「地学のガイド」
  コロナ社
 5.ぐんま滝めぐり90   上毛新聞社
 6.ぐんまを歩く68コース  上毛新聞社
 7.中里村の自然
  中里村教育委員会
 8.5万分の1地質図及び解説 「寄居」・「万場」   地質調査所
 9.20
万分の1地質図及び解説 「長野」・「宇都宮」 「甲府」・「東京」   地質調査所

 2.5
万分の1地形図  「鬼石」・「皆野」 「万場」・「長又」「神ヶ原」・「両神山」 国土地理院
 5万分の1地形図   「万場」・「寄居」「三峰」・「秩父」
 20万分の1地形図  「長野」・「宇都宮」 「甲府」・「東京」
記録その1 千葉から現地まで

説明文の色で発言者を示す。 黒 講師というか先達というか、吉村氏の記録。 緑、どうでもよい部分
紫の◆ 観察地の観察主題 

赤、石井氏の記録  他の色での書き込み(募集中)
千葉駅前に集合

集合   9月9日(木)7時30分 千葉駅前NTT前
10人乗りのレンタカーに乗車。乗りごごちの良い車でした。

狭い道もすいすい入っていけたので正解でした。

マイクが無くて、しゃべりまくれなかったのが残念
<途中の景観>  高坂PAにて
都内までは、去年と同じ。

そこから、武蔵の台地を横断して、荒川低地に入り
花園で降り、荒川扇状地、荒川の河岸段丘経由で、寄居から関東山地に入って、三波川帯の、低い、緩やかな山地を見ながら、長瀞の宝登山の下まで。
関越道から見える外秩父の山並み   カシミールで作図。 段彩してあります。
 
紫1000m以上 橙500-1000m 緑 300-500m 紫の山は全て外秩父山地の奥で、山越しに見える山
縮めたら山名が見えなくなってしまった。左から堂平山(875m)、その左の名札無しが笠山(831m)、丸山(960m)武甲山(外秩父の山越し、右半分が削られて水平になっているので、形がわかりやすくてよい目印になる。(^_^;))、酉谷山(これも山越し)、大霧山(766m)飛龍山654m峰(二本木峠の北方)登谷山(668m)両神山(山越し)、神山、桐ノ越山、雨降山、東御荷鉾山(以上4つ山越し、この4山のみえる凹所が荒川の谷だと思う)、陣見山(531m)(荒川の北にある山、関東山地北東の目印の山)、相馬岳

◆ 山頂の岩質は・・・

 堂平山:秩父系のチャート
 笠山・丸山
大霧山654m峰・登谷山:御荷鉾系の玄武岩溶岩や超塩基性岩等起源の緑色岩、
 陣見山三波川系の泥質片岩
 ◆<対象の山域・・・・関東山地北部の山々> 関越道をでて、児玉町方面からの御荷鉾・両神山の遠望。カシミールで作図。
山名が抜けている→700と愛宕山の間の峰が、雨降山。 この雨降山と東・西御荷鉾山が、よく目立ちます。 当日は両神山は雲で見えず。
◆ 山頂の岩質は・・・
 城峰山・両神山:秩父系のチャート
 雨降山・東西御荷鉾山:御荷鉾系の玄武岩溶岩等起源の緑色岩。
 赤久縄山:20万地質図だと秩父系の玄武岩溶岩・火砕岩のメランジュブロック
        5万地質図万場だと秩父系万場層群のチャート
 稲含山:秩父系柏木層・・・千枚岩・珪質凝灰岩
 牛伏山:第三系 礫岩・砂岩

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