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 中央博物館友の会 2007年観察会
2007年12月01日(土).02日(日)
講師 滝おやじ
日本全国地質地形の旅 第2回 ━関東山地南部━ 080331アップ
参加した人には、思いだすために、参加しなかった人には、見に行く時に、参考になるようにと、作成中です。

   <もくじ> 

● 計画書 
● 観察会の記録アルバム 石井良三氏が作成くださった、当日の記録です。new 080331

● 資料+補足  
配布資料 + 筆者(滝おやじ) のコメントで、現地観察ガイドに仕立てました(工事中)
 「日本全国地質地形の旅」の趣旨
 <何を目標に廻るか>
 何を見るか?。日本中の地形と地質をみたいと思います。
 火山は好きじゃないし、平野はどこでも同じなんでそんなに見たくないけど、各地の山と川、海岸、滝の地形を見たいし、岩石もみたいなと思いました。
  秋吉台石灰岩と石灰岩台地、宗谷丘陵のケスタ地形と地層とか見たいですよね。 
でも、端から見ていたのでは、茫漠としています。コンセプトがありませんし、観音霊場八十八番札所みたいに達成目標がありません。
・・・そんなとき、日本の地質区の図をみました。 そうです、日本の地質区って、15-16個しかないんですね。 地質と地形はバッチリ関連していますから、三波川帯とか、秩父帯とか、四万十帯 の地質区単位で、地質区ごとに、地質を見てその特徴を把握する、同時に地形も見て、違いを見っけると、日本の地質と地形の概念が得られると、思いました。
 全部見なくても〔どうせ全部見ることなんかできないわけですし〕、地質区1つ見て特徴を把握すれば、1を聞いて100を知るのたとえの通り、それで、日本の1/16を見たことになる。(^_^;)
  例 関東山地を例にすると、奥秩父とか奥多摩とか西上州という見方では、ばらばらだけど、四万十帯、秩父帯、御荷鉾帯、三波川帯、あと山中地溝帯と、五日市・秩父盆地 という地質区で分けて考えると、ばっちり、地形も大違いで・・・山の形が、四万十と秩父と御荷鉾と三波川帯で全然違う・・・、それぞれ類型化して理解できます。さらに、これらの地質区は、西南日本まで続いているから、そこにいっても、応用が効くはず。 
 それに、・・・4/16です。  
さらに、 「日本全国を、地質区単位で、地形と地質を見よう。地質区を総嘗めにする。」という、コンセプトの旅行は、今まで無かったんじゃないかなと、自画自賛してます。

 <どのように見ていくか>
 地質は、いいところを見なければ、分かりませんから、地質区中のいい露頭を紹介しているものとして、「各県別の地学のガイド」の露頭を、見ることになります。又、地質図説明書の露頭もいいです。 とにかく、答えのある露頭を見ることにします。・・・露頭で発見学習なんかやっているわけに行かないので。
 地形は、地形図を読図して、よい展望点からながめるのが必要です。これは地図から探せます。あわせて、地形誌〔日本の地形シリーズ、その他〕や論文、指定天然記念物、地形図集〔建設技術者のための地形図読図入門など〕、から見たい地形が出てきます。
  地質と地形を関連づけてみようというのですから、地質図+地形図で、随時、立ち寄りながら、見ていこう、というか、常に、現在地点の地質種別と地形種を観察しながら、ルートを見ていこう、ということになります。地質観察点を結ぶ、ルート沿いの面的な観察が、実は、点の観察結果を面に適用して、見ていく場所になり、これが一番面白そうです。 「地質図を左手に、地形図を右手に、読図の旅」ということになるけど、これも、言った人が少ないんじゃないかなあ。どうしてだかわかりませんけど。
 プラス ルートは作るけど、随時寄り道する。 自動車利用で、歩くのは少なく。 物集めはしない、または、適当に切り上げ。
  第2回 ━関東山地南部━ の趣旨 
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