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 「滝の地学観察会」アルバム その2:払沢の滝    
          撮影 石井良三氏   コメント 講師 
 千足沢と違って、こっちは観光地。登りもほとんどなし。

この川も、同じ秋川の支流で、3つの遷急点があります。払沢の滝は第2遷急点。行く途中の穿入曲流しているあたりに、第3遷急点があります。 第1遷急点は、ずっと上流です。  
 
 払沢出合い〜第3遷急点  
遊歩道

滝までの道は楽チン。払沢の谷沿い。岩質は砂泥互層。割れ目だらけで侵食には弱体。
第3遷急点の滝

上からのぞく。
結構立派な滝。
穿入曲流の屈曲部

砂泥互層の層理面に平行な方向と直交する方向に沿って下刻されて曲流する。この辺の形は千葉県の川とそっくり。
第3遷急点の上流で合流する沢 
小規模な懸谷の滝になっている。
すぐ上流に分裂して後退した支流型の滝があったみたいだが、堰堤の下敷きになっているようです。
 
 第2遷急点:払沢の滝  

 払沢の滝


 ほっさわとよむとのこと。
 名瀑100選の滝の一つに選定されているが、それほどの名瀑ではないといわれつづけている気の毒な滝である。
 断層線(五日市・川上構造線)に懸っているという点で、特色ある滝です。意外と、断層線に滝があるってことはないんですよ。
滝面に平行する断層面
 人物の後ろの溝
滝面に平行する断層面

滝壷の形も、構造線に沿って長方形の平面形。
 この画像は、講師撮影・作図
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