中央博物館 2007年県外岩石観察会

「茨城県北部の太刀割石」観察会 に参加して 070819完成 070910追加、090203、17地形観察追加・文章修正     HPトップへもどる 
太刀割石・・・・破断面上の人とくらべて・・・巨石ですね
参加した人には、思いだすために、
参加しなかった人には、見に行く時に、参考になるようにと、
作りました。

   <もくじ> 
 ●県外岩石観察会「茨城県北部の太刀割石」の趣旨 ・・・・この下↓
 ●ただの参加者の滝おやじによる、この記録作成の趣旨 ・・・・この下↓

 ● 筆者(滝おやじ・・・一般参加者) の地形観察記録  070819 講師は、岩石・地質屋さんで、その面から、詳しく解説されていましたが、筆者は、地形屋なので、感動するところが微妙にずれます。初めて見せていただくものでしたが、観察会の後で思い返してみて、面白かったなあということをまとめてみました。・・・・ここだけ筆者のオリジナルです。・・・090203 追加修正。 090217 文章修正。

 ● 現地の様子はこんな・・・・でした。 070621
 参加者、友の会の石井良三氏が、持ち前のバイタリティーで、作ってくださった、観察会の記録アルバムです。
 これも、堂々の作です。・・・・・もとの形式がA4縦印刷物なので、モニターの画面に合わせて横長に配置換えしました。勿論、内容変更なし。

 ● こんな資料が配られました。 070625
 主催者側で用意した、堂々、40pの資料の見え。・・・・こうゆう資料なんだと、おみせします。中央博物館の地学科の観察会では、普通の量ですが。
 ・・・・講師のご了解を得ましたので、掲載します。

 ● 別の観点の観察記録を頂きました。 ⇒070519hakiri.pdf (1.3MB) 070910アップ
  観察会に参加された、羽切俊勝氏(友の会会員)から、別の観点の観察記録を頂いたので、ご了解を得て、掲載します。  

「県外岩石観察会「茨城県北部の太刀割石」の趣旨・・・・計画書より。うーーむ。凄い文章だ。
 千葉県に産出しない岩石について、県外を訪ねて観察を行うことにより、県民の知的好奇心をより深めるとともに、相対的に千葉県の大地の特徴を浮き彫りにする。
 今回は、茨城県北部に位置する阿武隈山地の花崗岩地帯には、刀によって切断されたような異様な形状の巨岩が存在する。それらの産状や岩石の特徴を観察する。
滝おやじによる、この記録作成の趣旨
 千葉県立中央博物館・友の会連携事業で、阿武隈山地南部の地質と地形を見に行く機会があり、私も参加させていただきました。
 観察地域は、ちょっとマニアックかもしれませんが、阿武隈山地の岩石や地形はなかなか見に行く機会がないので、絶好の機会かも、と思いました。
 岩石としては、阿武隈帯の岩石を見たいと思いましたし・・・今回は見られませんでした・・・白亜紀花崗岩ばっかり・・・それはそれで良かったですが・・・。 
 地形としては、隆起準平原や、それを刻む多遷急点の河川の地域で、地形発達とか考えると、一度は見ておきたい。
 隆起準平原については、こんなに深層マサ化した脆弱な岩質の山地が、古くから保存されるなんて、とても信じられない・・・花崗岩の組織地形じゃないのかね・・・という疑念で一杯になったし、多遷急点の河川についても、最上流部の年代感に違和感を感じます。 というわけで、有意義でした。

 ところで、今回の直接の観察対象の、太刀割石ですけど、堅破山は、そのほかにもでかい岩がぽこぽこあるようで、水戸光圀公もご覧になったそうですから、茨城県人には周知の所のようです。
 巨岩の成因は?。どの石も岩質は花崗岩?。 トアですかね。 化石周氷河地形でしょうか? など、なんにも解説したものがないので、興味をそそられていました。
 見れば分かるほど簡単なものなわけがありませんけど、一目見て分かることもどっさりあり、問題点は分かったと思います。
・・・・・そのことを、以下に書いてみました。

 蛇足ですが、いつもながら行政には、自然景観を対象としている観光資源なのに、看板にも、調査にも、絶望的に自然科学的(地球科学的なことは特に)な観点・記述が欠落していますね。 これで県立公園なそうですから、凄いなあ。 
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