HPトップへ 実施期日 2003.10.18/19
2003年友の会滝巡り観察会 アルバム |
観察会参加者以外は 御覧になっても時間の無駄だと思います。内容は、当日の見た場所を思い出すための滝の写真と、参加者の生態記録です。真面目な観察資料はこちらを見て下さい →作成中 写真 石井良三、本間 征、御船順子氏撮影 注記 吉村光敏氏謹書 撮影者名のないのは、石井良三氏撮影 他の方のは注記あり 写真募集中です。 |
目次 その1 秋川渓谷 払沢の滝、三頭沢の滝 10/18 すぐ下↓ その2 日川渓谷の滝(竜門滝など) 10/19→ その2 その3 大武川石空川渓谷の滝(精進滝など) 10/19→ その3 書込み用の掲示板は →こちら。 自由に書込んでね。 |
その1 秋川渓谷 払沢の滝、三頭沢の滝![]() ![]() |
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今回利用したマイクロ。 27人乗り。 運転者は、毎度おなじみ松尾さん。 |
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![]() その後、 ![]() |
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秋川の橋から![]() 多摩川との相似性、ただし秋川のほうが規模が小さい。 |
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<払沢の滝への遊歩道にて> | |
払沢の滝 覗いているのは、斎藤さんかな。 桧原村史によると、全部で4段で、見えているのが一段め。二段目が少し見える。 総高60m余。だが見える一の滝は22m。 滝の下にも下滝(2段3mぐらい)があります。 下滝の下にも断層があり、一の滝の滝面が別の平行する断層になっている。 ということは、下滝と滝壷は平行した断層群(五日市川上構造線)の間の断層破砕帯になるのでしょう。 |
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一の滝 滝面と滝崖が連続した直線的な崖になっています。 崖の基部には、断層面の溝が走っている。 滝壷も、その溝と、下滝の上に平行してあるもう一本の溝に沿って、平面形が長方形になっている。 要するに、断層の破砕帯を掘り出している滝です。 川としては無能で、一の滝では断層面を堀込んでない。 |
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滝の下流に、四万十系の砂泥互層が露出。 中生代の地層で、一応固結してますが、岩相は房総の山地でよくあるタービダイト層。 山地斜面などの風化している所は、ボロボロに崩れやすい岩ですが、川床の新鮮な部分は結構ちゃんとしていて、硬い。 硬くなっても、地層の層理面が弱線なのは房総と同じようです。 |
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観察風景 遊歩道の途中にも、 地層の関係が読み取れる穿入曲流地形、明治の導水路跡など、結構面白いものがある。 |
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途中の郵便局建物付近から天狗滝遠望 対岸の大岳山からの尾根(馬頭刈尾根)につきあげる千束沢の流域が正面にみえる。天狗滝とその崖面、それに続く高黒岩の尾根がみえる。チャート層にある。 対岸は、仏像線をへだてて、秩父系の山でチャートや石灰岩が多く挟まれていて、その所がでっぱるのが特徴。こちら側は、四万十系で、チャートや石灰岩がなく、なだらかな山になる。 |
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<九頭竜の滝にて> | |
花崗閃緑岩でできている。→滝面や滝崖の微地形が、花崗岩系特有の節理に沿った形をしている。 南秋川の本流(三頭沢)にたいする支流(ハチザス沢)にあり、F1、F2になる。滝の位置から、懸谷の滝でなく支流型の滝に分類されます。 |
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<夢の滝にて> | |
夢の滝 三頭沢のF1。 面滝、複合型。主滝が末広がりの形をしていて、富士山型滝面(新称)を作っています。 岩質が緻密で硬い砂岩のホルンフェルスで、ホルンフェルスの剥離面がゆるやかな順層になっていて、それに沿って主滝の滝面が掘り出されたものですが、末広がりになった訳は、分かりません。 |
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滝の名前は、吉川英治の命名だそうです。 |
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<三頭大滝にて> | |
三頭大滝全景。 落差が大きい滝では、水流が滝上部では、流速が早く、集中し、直下することがあっても、途中の段に当たると、そこからは、流速が落ち、水流の幅も広がることがおおいですよね。 それを反映して、この滝も、滝面途中の段の上部と下部で形が変わり、上部は線滝溝状、下部は、面滝壁状に変わっています。 岩質は、ホルンフェルス化した砂泥互層(黒と白の縞模様にみえる)。滝面はホルンフェルスの急斜した順層方向の剥離面に沿っている。 |
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三頭大滝 下から見上げる。滝面下部の面滝部分が見えている。 画面下半分の岸壁は、現在の滝面より前の滝面・滝崖のあとですが、ホルンフェルス特有の急な厚い板状の剥離がよく見られる。 |
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<滝前の橋> 滝の地形観察には良い位置の構造物だが、景観を生かしているとはいえないですね。 <左画像> 吊り橋から見下ろす。 滝面が地層の向きと直交しているのが、堆積岩の滝には少ない形で、最初に見て変だなあと感じる。 滝面とホルンフェルス剥離面が対応していて、地層の向きとは無関係とわかり、変成岩の滝であるなあと納得。 |
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記念撮影 |
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滝上にて。 |
笹尾根の山が見える。 |
<鶴川断層のあたりにて> | |
笹尾根をトンネルで横断。 地溝状の鶴川の谷にでる。断層のあたりで、ケルンコルを遠望。 |
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